清掃前の準備と状態確認
ゴム手袋、マスク、防水エプロン、バケツ、ひしゃく、網、柄付きブラシ、スポンジ、油吸着シート、回収用容器を用意します。油や水で床が滑りやすくなるため、必要に応じて周囲も養生します。
フタを開けたら、バスケットの量、油膜の厚さ、槽底の汚泥、臭い、水位、排水の流れを確認します。水がほとんど流れない、通常より水位が高い、大量の汚泥がある場合は、日常清掃だけで対応できる状態か慎重に判断します。
自分で清掃する7つの手順
- バスケットを取り出す:食品くずを回収し、網目に付着した汚れをブラシで落とします。
- 水面の油脂を回収する:大きな塊はひしゃくや網、薄い油膜は油吸着シートで静かに回収します。
- 槽底を確認する:見える範囲で汚泥量を確認し、安全に回収できる少量だけをすくいます。
- 内壁を清掃する:側面、角、水面付近、流入口・流出口の周辺をブラシやスポンジで清掃します。
- 仕切り板を清掃する:設置位置と向きを確認し、外した場合は正しく戻します。
- 流入口・流出口を見る:食品くずや油脂の付着、水の流れを目視します。
- 排水状態を確認する:部品を戻して水を流し、水位、部品のずれ、水漏れを確認します。
清掃時に避けたいこと
- 回収した油脂や汚泥を排水口へ流す
- 大量の水で油脂を排水管側へ押し流す
- 仕切り板を外したまま使用する
- 材質や使用方法を確認せず強い薬剤を大量に使う
- 滑りやすい床を養生せず作業する
事業活動から出た油脂や汚泥の扱いは、内容や地域によって異なります。店舗所在地の自治体や適切な処理業者へ確認し、地域のルールに従って処理してください。
清掃後のチェックと記録
バスケット、水面、槽底、内壁の状態と、部品が正しい位置に戻っているかを確認します。最後に、排水の流れと臭いの変化を確認しましょう。
清掃日と汚れの量を記録すると、油膜が厚くなる日数や汚泥が増える速さが分かり、自店舗に合う清掃頻度を決めやすくなります。
自分で対応しにくい状態
大量の汚泥、厚く固着した油脂、強い臭い、排水不良、大型槽などは、道具を追加するだけでは安全に解決できない場合があります。清掃しても症状が変わらないときは、排水管や排水溝など周辺設備も含めて業者へ相談します。